和室の洋室化(根太のカット・仮置き編)
和室の床を畳からクッションフロアにするために、根太貼りを行いました。
初作業のため作業手順を調べてみると、切って貼るんだ!程度にしか書いておらず、DIY初心者の自分はどうやって作業すれば良いかわかりません。
- どういう間隔で貼っていくのが正解なの?
- 木材のサイズは?
- ネジでの固定はどれくらいの間隔で打つのが正しいの?
- そもそも根太って何だろう?
根太張りについて、僕が調べたこと。行ったことを記事にまとめようと思います。
初心者のため、間違いもあるかもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。
根太(ねだ)って何だろう?
根太の役割について
グーグルで検索をしてみると
床板(ゆかいた)を支えるため、床の下に渡す横木。
とあります。畳やフローリングの下には床板となるベニヤ板が敷いてあります。
(フローリングの工法によっては床板が無いこともありますが)
その床板を支えるものが根太になります。
洋室化の場合、古い床板の上に新しい根太と床板を貼り、フローリング等を貼ります。
和室の床板を切った写真。この床板の上に畳がのっていました。
根太の貼り方について
根太の貼り方には大きく3つのパターンがあると思います。
- 1方向から根太を貼る
- 1方向に根太を貼り、隙間に断熱材を敷く
- 2方向から根太を貼る
パターン①はコスト重視
パターン②は機能性重視
パターン③は強度重視
僕は築35年と築古物件をリフォームしているため、より強度を確保するため
今回はパターン③で施工を行いました。
使う木材の大きさについて
基本的に45mm × 45mm もしくは45mm × 60mmの木材を使います。
床の高さによっては変わることも?(違う大きさのものを使ったら追記します)
根太を貼る間隔について
300mm(厳密には303mm)~450mm間隔で部屋の中心から貼っていきます。
床板のサイズは900mm × 1800mm × 12mmなので、床板を貼った際、四隅に根太を載せるためです。
間隔は隙間の距離ではなく、根太の中心間の距離になるので要注意。
間違えると泣きを見ます。僕は見ました(泣)
強度が欲しいため、今回は300mmピッチで根太貼りを行いました。
パターン③の2方向目の間隔については、300mm~500mm間隔が良いと思います。
使用工具について
私が購入・使用した工具を載せていきます。
指矩(さしがね)
卓上丸ノコ
コンベックス(メジャー)
木材の長さを測定するために。4mの木材などもあるため、5m以上の物であれば。
筆記用具
書ければ何でもいいです。
安全について
丸ノコを使うため注意して作業を行ってください!
卓上丸ノコの使用方法について記事を書いたらリンク掲載します
作業方法
畳の処分と掃除を行う
畳は廃棄するので、軽トラックで廃棄業者やリサイクルセンサーへ持っていきます。
軽トラックを持っていない場合はレンタルがおすすめです
部屋のサイズを調べる
コンベックスを使って部屋の大きさを調べます。
今回測定したところ、長辺は約3,550mm , 短辺は2,650mmでした。
根太を貼る方向を決める
長辺、短辺それぞれの中心に線を引き、床板の継ぎ目までの距離を測定します。
短辺側を測定したところ、中心~継ぎ目までの距離は約450mmでした。
根太は300mm間隔で貼るので、短辺側に根太を貼ると根太が継ぎ目の上に載りません
今回は長辺側に根太を貼ることに決めました。
短辺側に根太を貼っていき、長辺側には補強用を根太を入れていこうと思います。
イメージとしてはこんな感じです。
補強用の根太の間隔ですが、今回は450mmピッチで貼っていきました。
木材の必要本数を調査する
長辺は中心から300mm , 短辺は450mm間隔で目印をつけて、木材が何本必要か調査します
四隅の木材
4m木材 × 2本
3m木材 × 2本
長辺側の木材
3m木材 × 11本
短辺側の木材
長辺側根太の隙間に木材を格子状に並べていきます。
木材の長さですが300mmピッチから木材分を除いた255mmとなります
必要な木材の材料は
255mm × 5本(目印の数) × 12(長辺側の根太の隙間の数) = 15,300mm
ですので、3m木材だと6本 , 4m木材だと4本必要になります。
木材を購入する
ホームセンター等で計算した本数の木材を購入します。
根太を貼った後に床板を貼るので、併せてベニヤ板も購入するといいです。
ちなみにこの部屋だと6枚必要です。
根太をカットし仮置きしていく
根太を貼る箇所の長さを測定
測定した数値を木材に記入
卓上丸ノコでカットをする
この作業をひたすら繰り返して仮置きをしていきます
これで作業はカット・仮置き作業は終了になります。
次回は根太の固定とベニヤの固定を紹介していきます!