和室の洋室化(根太張り編)
前回、根太のカットと仮置きについてまとめました。
今回はカットした根太の張り方についてまとめていきます。
使用工具について
インパクトドライバー
根太の穴あけ・固定に使います。
14.4Vのインパクトドライバーを使っていますが、
120mmなど、長いネジを使う際は上位モデルの18Vを使ったほうがいいかもしれません
今回の施工で120mmのネジを一部使ったのですが、10本程度打ったらバッテリーが切れる・発熱も酷いなど、工具が悲鳴を上げてるのが分かりました。
墨ツボ
3ステップの作業で数mの直線を引くことができます。
定規でも代用できるかもしれませんが、手間が段違いなので購入をお勧めします。
墨ツボ本体以外にも、墨汁を買わないと使えないので注意です。
書道用の墨汁を使うと墨ツボが壊れるので必ず専用の物を買いましょう!
ビット(+ビット , ドリル)
インパクトドライバーにつけるアタッチメントです。
インパクトドライバーに+ネジ用のビットは付属しますが、
恐らく床作成の際に全て壊れると思います。
予備を準備をお勧めします。多くのネジが2番サイズなので、
2番サイズのビットを購入すればいいかと思います。
VESSELというブランドのビットを使っていますが、コスパも良く調子がいいです
また、今回の作業では根太に穴をあける作業があります。
穴あけ用にドリルビットも用意しましょう。
木に穴が開けばいいだけなので、適当な安物でいいかと思います。
ネジ
固定用のネジですが、今回は90mmのものを使いました。
なぜ90mmを使ったのかは後述します。
ネジについて
ネジの長さについて
使用するネジの選定基準として、
使用するネジ長さ = 固定物の厚さ + 20mm以上 , 可能ならば2倍以上
というものがあります。
今回は衝撃のかかる床部分であること、図の床下の構造から、
根太の厚さ45mm × 2倍の90mmを使いました。
大引の位置が分かっている場合は、更に長さのあるネジを使うと固定を強くできます。
ネジを打ち込む間隔について
根太の中心から30cm間隔でネジの打ち込みを行いました。
両端は3cm隙間をあけて打ち込んでいます。イメージは以下の通りです
また、両端にネジを打ち込む&幅の狭い箇所にネジを打ち込む際には、
必ずドリルビットを使い、木材に穴を開けてからネジを打ち込みましょう。
木材がパッカリ割れてしまいます。
こんな感じに...
作業方法
四隅の根太を固定する
四隅の根太を初めに固定していきます。
固定方法は前述の通り中心から30cm間隔の端は3cmほど隙間を空けて固定。
ひと工夫として、上からの固定した後に、横からもネジを入れて固定を行います。
横からネジを打ち込むことで、固定の強度を更に上げることができます。
横からのネジの打ち込み間隔は45cmで打ち込みを行いました。
四隅の根太にマーキングをする
メインの長い根太を張る箇所は30cm間隔で、
補助の短い根太を張る箇所には、45cmで四隅の根太にペンでマーキングを行います。
メインの根太を並べる
30cm間隔で付けた目印を頼りに、メインの根太を並べていきます
墨ツボで補助の根太を張る位置をマーキングをする
墨ツボの使い方はとても簡単3ステップ
- 墨ツボの針を印を付けたい始点に刺す
- 墨ツボを引っ張り終点に固定する
- 張られた糸を引っ張り、離す
この作業を45cm間隔にマークした箇所で行うことで、
短い根太を真っすぐに配置することができます
メインの根太についたマークを見ながら配置するだけの簡単な作業。
定規を使ってのこの作業はとても難しいです。
根太の固定をする
最後に、置かれた根太を固定していきます。
メインの長い根太は30cm間隔の両端3cm空けで、
補助の短い根太については真ん中に1本だけネジを打ち込んで固定を行いました。
これで根太張りは完了になります。
次回床張りを行って、床の工事はひとまず完了になります。